車のコーティングを安くする3つの方法
5万円~8万円が中心価格帯のガラスコーティングを安く仕上げる方法が3つあります。1.洗車後にスプレーして拭きあげるコーティングです。2.自分でガラスコーティングをすることです。3.ガソリンスタンドでキーパーコーティングができます。
今回は、安く車のコーティングしたい、どのようなコーティングがあるのか、失敗するリスクとはどのようなことか、失敗のリスクを考えた場合、安くプロに依頼することは可能なのかなど、安く車のコーティングを行う方法について詳しく紹介します。
2,000円のスプレーガラスコーティング!?
洗車後の少々濡れたままのボディにスプレーで吹きかけて、マイクロファイバータオルで拭き上げるだけで完了と簡単にコーティング効果がでるスプレーがあります。拭き上げ後、ガラス被膜を形成し、驚くほどの水弾き、水引きを実感できます。耐久性能は、約2週間と短いですが、剥がれる前に、また1度洗車後にスプレーして拭き上げることで、コーティングに厚みが増し、さらに強いコーティングとなります。
CCIのスマートミストやシュアラスターのゼロウォーターなどが有名であり、カー用品店やホームセンター、ネットショップで2,000円前後で販売しています。
スマートミスト撥水タイプはその名の通り、強い水弾きが特徴で、ゼロウォーターは、水玉にならない親水タイプです。価格は少々高めになりますが、スマートミスト疎水タイプや強撥水タイプのゼロウォータープレミアムもあり、ボディカラーや水弾きの好みに応じて選ぶことも可能です。
スプレーコーティングの注意点は?
汚れとコーティングのミルフィーユ現象が、スプレーコーティングではよく起きてしまうため注意が必要です。
ムラになる原因
まず初めに、洗車では汚れえを100%落とすことができません。その汚れの上にスプレーコーティングすると、汚れをコーティングで包んでしまうことになります。もしくは、前回のスプレーコーティングが部分的に残っていたり剥がれていたりする場合に、スプレーコーティングするとムラになってしまいます。
1回や2回程度吹きかけたぐらいでは特に気にならないと思いますが、スプレーコーティングを洗車5回程度に使っていると、ムラがハッキリ見えてきます。
このムラを汚れとコーティングのミルフィーユ現象と言い、こうなると見た目は最悪です。
ムラの落とし方とは
無理に剥がそうとしたり、タオルで擦ってはダメです。スプレーコーティングをするのをやめ、何もせずにほっておくと、徐々に効果が弱くなり剥がれていきます。それまで待ちましょう。
ムラにしない方法とは
解決策としましては、まずボディ表面を毎回きれいに洗車して汚れを落とすことです。そして4回程度の洗車で吹きかけたら、数回吹きかけずにコーティングの効果が剥がれるのを待ちましょう。そうするムラが出来にくくなります。
DIYガラスコーティングは「ピカピカレイン」
ご自身で本格的なガラスコーティングを行うことができるのが、トップランが開発したピカピカレインです。硬度9Hのハードコートが可能で、耐久性能は3年、販売価格は約1万円です。専門店での施工と比較して1/5以下ですね。
親水性のピカピカレインスーパー、撥水性のピカピカレインハイパー、滑水性のピカピカレインプレミアムがあり、好みに応じた選び方が可能です。
ピカピカレインを施工する前に、必要なのが下地処理です。鉄粉やしつこい汚れを落とし、ピカピカレイン脱脂剤(約1,500円)を使用してしっかり下地処理することで、より効果を高めることができます。
ピカピカレインは、プロレベルのものをDIYで使用できるように改良したコーティング剤です。
しかしDIYガラスコーティングは、乾燥するのが比較的早く、気づいたときには乾いていてコーティングにムラができたりなど失敗のリスクがあります。失敗した後に専門店にコーティングを依頼すると、コーティングを剥がす作業からスタートしますので、通常より少し割高になってしまいます。
DIYコーティングが不安ならプロによるコーティング
やはり、自分でコーティングするのは不安だったり、ご自身でコーティングを試みたが、仕上がりに満足いかなかった、洗車機に入れたら一発で剥がれてしまったなど効果に不満がある場合は、プロによるお求めやすい価格のコーティングを試してみるのも良いでしょう。
ガソリンスタンドでよく見かけるキーパーコーティングの「ピュアキーパー」なら耐久性は3か月のポリマーコーティングですが、7千円前後の価格で施工可能です。また、耐久性1年のガラスコーティング「クリスタルキーパー」は2万円前後です。
まとめ
安く車のコーティングを行うなら、約2,000円のスプレーコーティングを洗車後に吹きかけるだけで簡単にできます。
本格的なガラスコーティングをDIYは約1万円で行うことも可能です。撥水、親水、疎水(滑水)のタイプが用意され、ボディカラーや好みに応じて、コーティングを選び、ご自身でコーティング可能です。コーティング後は、強い撥水を実感できます。
コーティングは、汚れをしっかり落としてから行わないと、汚れがコーティングに閉じ込められて、落ちない汚れになります。仕上がりに満足できなかったり、自信がない場合は、ガソリンスタンドでもお手軽価格のコーティングがあります。