【ボディの天敵】「水垢」「鉄粉」「ウォータースポット」の正体と落とし方 まとめ

水垢が付いたの白い車

ボディに付着する厄介な汚れには様々な種類があります。なかでも代表的に挙げられるボディの汚れは「水垢」「鉄粉」「ウォータースポット」辺りではないでしょうか。これらがボディに付着してしまうと、簡単に落とすことが難しかったり、見栄え的にも残念な印象を与えてしまいます。今回はそんなボディの天敵が発生するメカニズムと落とし方、正体などについて解説してみたいと思います。ボディを長くキレイに保ちたい方はぜひチェックしてみてください。

ボディに付着する厄介な汚れの種類と落とし方

ボディに付着する汚れのなかでも「水垢」「鉄粉」「ウォータースポット」は厄介な部類に入ります。その理由は日常洗車レベルでは落とすことが難しいことと、落とすには専用の薬剤や施工手順が必要になるからです。以下それぞれの特長と落とし方を解説していきます。

水垢

白い車の水垢

水垢はボディに付着する頻度が高い汚れの1つになります。カーワックスなどの残りカスや、ボディの隙間から黒く垂れている黒い雨シミのような汚れなど油分を含んだ汚れが主な原因になります。

水垢を落とす方法

水垢を綺麗に落とす方法は、市販のカーシャンプーを利用することで綺麗に落とせる場合が多いです。長期間にわたり放置した頑固な水垢はコンパウンドなどの研磨剤成分の入ったものが必要になりますが、数週間から1ヶ月程度放置した水垢であればカーシャンプーで落とすことができます。コーティング施工車であればラクに落とせる場合が多く、固着している場合は専門店へ洗車を依頼すれば綺麗に落としてくれます。
また、水垢の付着を抑える予防策としては、洗車後はしっかり水分を吹き上げる、雨の日は屋内に駐車する、まだコーティングを施工したことがない方はコーティングを施工することで水垢の付着を抑えることができます。

ウォータースポット

ウォータースポットは、雨が降ったあとや洗車の吹き上げを行わなかった時など、ボディに水分が残ったまま蒸発することで発生する汚れになります。直射日光を浴びる環境で発生しやすく、ボディに付着した雨水などが虫眼鏡のレンズのような役割になり、ボディ表面に白い楕円形の凹凸ができるのが特徴です。小学校の理科の実験でやったような感じで、色の濃い車(黒やグレーなど)の方がウォータースポットが付きやすい傾向があります。
水垢よりも強力でボディにダメージが与えられるので、通常のカーシャンプーなどでは落としにくい厄介な汚れになります。

ウォータースポットを落とす方法

ウォータースポットを落とす方法は、洗剤などを使うよりもコンパウンドの成分が入った溶剤を使用してボディ表面を平らにする方法でウォータースポットを落とすことができます。難易度が高く、技術を要するためプロに現車を見せながら、相談してください。コーティング施工車は、施工をお願いしたお店に持ち込めば初期段階のウォータースポットであれば落とすことができます。コーティングの定期メンテンスを怠っている車は付着しやすい傾向にありますので、メンテンスはしっかりやりましょう。
また、ウォータースポットの付着を抑える予防策としては、洗車後にしっかり水分を吹き上げる、炎天下や直射日光が激しく当たる場所に車を停めない、洗車する時間を選ぶなどの対策をしましょう。

イオンデポジット

イオンデポジットとは、水道水のなかに含まれるカルキやミネラルといった不純物が原因で発生する汚れです。水垢などと似た形状ではありますが、白い縁のある円形から楕円形になって汚れなのが特徴です。

イオンデポジットを落とす方法

イオンデポジットを落とす方法は、普通にカーシャンプーを使った洗車で問題なく落とせる場合が多いです。しかし、イオンデポジットが付着してから時間が経過していると落ちにくくなる場合もあるので、その場合はイオンデポジットを除去する薬剤やイオンデポジット専用クリーナーが販売されているのでそちらを利用すると綺麗に落とすことができます。
コーティング施工車であれば、そもそもイオンデポジットが付着するケースは少ないですが、付着してしまった場合はコーティングを施工してくれたお店に相談してみてください。

鉄粉

鉄粉 例

鉄粉とは、鉄道や空気中に浮遊する粒子やホイールのブレーキローターから出る、鉄の粉がボディに刺さることによって発生する汚れになります。ボディ表面に茶色や黒色のブツブツになって現れ、ボディ表面を手で触るとザラザラしているのが特徴です。一見するとサビのように見えますが、これが鉄粉です。

鉄粉を落とす方法

鉄粉を落とすには、専用の薬剤で化学反応を利用して落とす方法と粘土(トラップ粘土)を利用して落とすタイプが一般的です。コーティングをされていない車は、これらの方法で綺麗すべすべボディに生まれ変わります。しかし、コーティング施工車は、コーティングの表面を傷める可能性が高いです。DIYで鉄粉除去をされる方がいますが、注意が必要です。

ピッチタール

道路のピッチやタール

ピッチタールとは、道路の舗装に使われているアスファルトやコールタールといった成分がボディ表面に付着することで起きる汚れになります。とくに、タイヤハウスの後ろ側に付着することの多く、茶色く凹凸のある斑点が特徴で、近くで見るとボディが錆びたような印象を受けます。フロントバンパーやボンネット、タイヤ周辺、リアバンパーなどに付着することが多いですが、基本的にボディ全体に付着する厄介な汚れです。

ピッチタールを落とす方法

ピッチタールを落とすには、石油系成分が配合された液剤やスプレータイプの溶剤を、付着している個所に吹きかけ、数分間放置して溶かして落とす方法が主流です。中には、こびりついてしまい、落とすことが困難なピッチタールもあります。無理やり剥がしてしまうと、塗装も一緒に剥がれてしまう危険があります。徐々に様子を見ながら対応していきましょう。ピッチタールがこびりついて気になる方は、洗車を依頼する際にその旨を伝えて丁寧にやって頂きましょう。

愛車を綺麗に保つならコーティングがおすすめ

コーティングの施工を専門店に依頼するメリットの1つとして、専門性の高さが挙げられます。施工のノウハウを日々蓄積しているコーティングの専門店とディーラーでは、同じコーティングでも、仕上がりには差が生まれます。コーティング剤を自社開発している専門店も多いので、施工を依頼する前にはコーティング専門店同士をよく比較して選んでみてください。

コーティングは3年〜5年と高い耐久性が魅力

気になるコーティングの耐久性ですが、専門店が施工したコーティングなら、3年、5年など長期にわたりコーティング効果を保証するサービスもあります(もちろん定期メンテナンスは必須です)。

まとめ

今回はボディに付着する厄介な汚れの種類と落とし方について紹介してみました。いずれも車に乗っている以上は避けて通れない汚れではありますが、一度コーティングを施工した車であれば比較的ラクに落とせる汚れでもあります。汚れが酷い場合や施工に不安のある方はぜひコーティング専門店を探して相談してみてください。

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