【人気沸騰中】車のセラミックコーティングとは
ガラスコーティングよりも更に硬い皮膜と耐熱性を実現したのがセラミックコーティングであり、高級車ユーザー中心に注目されています。
車のボディを最上級に綺麗に保ちたい、洗車が楽なだけでなく、洗車キズなどの小キズを付きにくくしたい、と思われている方も多いのでないでしょうか?
そんな方に今回は、セラミックコーティングのメリットやデメリットについて、価格も含め詳しく紹介します。
セラミックとは
セラミックは、金属や酸素、窒素、炭素などからなる化合物です。非常に丈夫な素材であり、耐熱性に優れています。セラミック素材を利用したフライパンは代表例です。ポルシェ911などのスーパースポーツカーの非常に高温になるブレーキにも使われています。
一般的な国産車の塗装硬度は2Hと言われています。鉛筆の硬さとも言われる9Hの硬度を持ち、耐擦り性能、耐薬品性や紫外線に強く、何層にもボディに塗り重ねることで、傷から守り、光沢を長持ちさせるのがセラミックコーティングです。
セラミックコーティングのメリット
キズが付きにくい
セラミックコーティングは非常に硬く厚みがあります。洗車キズなどの小キズから塗装面を守ります。キズのみでなく、紫外線や酸性雨による塗装面の色あせを抑制する効果が高いメリットがあります。
耐久期間が長い
コーティング被膜が紫外線により劣化しにくいため、耐久期間が長く、光沢が長持ちします。
優れた耐熱性
バイクのエンジンにも施工することが可能なほど耐熱性に優れています。黒い車の場合、ボンネットの温度は80℃を超えることもあります。高温で溶け出す液剤もあります。溶け出すと汚れを中に吸収してしまい閉じ込めて落ちない汚れになりますが、セラミックコーティングは心配ありません。
ボディ以外も強力にガード
ブレーキダストで汚れ易いホイールや、ベンツやアウディなどの窓のモール部分にコーティングすることにより、シミ予防の効果があります。
セラミックコーティングのデメリット
施工が難しい
複数層コーティングすることで厚みが増すため、しっかり磨いて塗装面が平な状態でないと、コーティング面が歪んで見えます。失敗した場合はやり直しでコーティングを剥がすのも一苦労します。職人の技術と施工環境が重要であり素人では施工が困難です。
価格が高い
入念な磨きによる下地処理と、硬さがあるコーティングは施工が難しく、職人の高い技術が必要です。複数層コーティングすることから価格は高くなります。
施工できる店舗が少ない
セラミックコーティングが良いとわかっても、施工できる専門店が少なく、近くに無いと時間と費用がかかります。また、価格が高くてもメンテナンスフリーではないのがセラミックコーティング。汚れが付着して本来の性能が発揮できない状態になる可能性があるため、年1回のメンテナンスが必要です。メンテナンスも専門店が近くに無いと非常に不便です。
セラミックコーティングのおすすめ例
セラミックコーティングは、施工可能の専門店も種類も少ないのが現状です。その中でも、セラミックプロ9Hがおすすめで、世界的に知られていおり、日本で最も有名なメーカーの液剤です。
セラミックプロ9Hは、超疎水コーティングと呼ばれるほど、水落ちに優れています。水玉によるレンズ効果が発生しにくいです。
黒い車などの濃色系の車の場合、洗車キズが目立ちますが、セラミックプロ9Hは洗車キズが付きにくくなり、新車の光沢を長期間持続させます。
施工難易度が非常に高く、施工技術力と設備環境が整った店舗しか取り扱えないコーティングで、被膜が厚く、硬化が早いため熟練の技術者でも施工が難しいコーティングです。一般的なガラスコーティングと比較して施工価格は高めです。
セラミックコーティング施工価格例
セラミックプロ9Hの参考価格を紹介します。
トヨタプリウス、スバルインプレッサ、マツダ3クラスの場合
4層コート 約20万円
10層コート 約35万円
ベンツG・M、BMW 7シリーズ、レンジローバー、ポルシェカイエンの場合
4層コート 約27万円
10層コート 約51万円
上記参考価格は、新車登録から概ね3か月未満の新車時施工価格です。経年車は、ボディサイズや塗装状態により異なりますが3万円前後の磨き料金が追加されます。
詳しくは施工店にご相談ください。
硬ければいいわけではない
セラミックコーティングの中でも、13Hの硬度を持つ液剤もあります。店舗オリジナルの液剤もあることから、本当に良い液剤なのかどうかは選んでみないとわかりません。コーティングの硬度が高ければ良いとも限らず、硬ければ硬いほど、走行中に起きるボディのゆがみからコーティングが割れる可能性も否めません。
失敗しないセラミックコーティング選びなら、セラミックプロ9Hをおすすめします。
まとめ
セラミックコーティングは、ガラスコーティングよりも被膜が硬く、耐熱性に優れ、長期間効果が持続するコーティングであり、高級車ユーザーを中心に注目されています。
4層から10層など複数のコーティング層が選べます。被膜が厚く強度が高いため、洗車キズが付きにくい反面、施工技術が難しく、施工価格は高めです。
施工可能な専門店が少なく、セラミックコーティングの種類も少ないですが、世界的に支持されているセラミックプロ9Hがおすすめと言えます。