【重要】ガラスコーティング車のメンテナンスと洗車方法とは
ガラスコーティングをやれば、雨水で汚れが落ちて、水洗いだけできれいに保てる、〇年間の耐久だから安心と考えていませんか?
それは間違いです。定期的な洗車と年1回程度のメンテナンスがなくては、ガラスコーティングを痛めず維持することはできません。
今回は、必ず劣化するガラスコーティングを、きれいに長持ちさせるために重要なメンテナンスと、適切な洗車方法について詳しく紹介します。
メンテナンスが必要な理由
強固なガラス膜でコーティングするガラスコーティングはメンテナンスなんて要らないのでは?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ガラスコーティング被膜を美しく、かつ耐久性を保つには、メンテナンスがかかせんません。大きく3つの理由があります。
①外的要因
車は外を走り、屋外に駐車することが多いです。大気中には有害物資を含む排気ガス、鳥糞や黄砂、紫外線などにより、コーティングのガラス被膜は徐々に劣化します。
②洗車傷
洗車はコーティングを長持ちさせる秘訣ですが、洗車をすると必ず細かい洗車傷が入ります。細かい傷が増えていくことで、光の乱反射を起こし艶や光沢が少しずつ失われていきます。
③汚れの蓄積
通常の洗車で落ちなかった汚れがガラス被膜の上に蓄積していきます。艶がでなくなったり、撥水力の低下になります。
撥水・親水・疎水のどのタイプのガラスコーティングもメンテナンスが必要で、高級なセラミックコーティングも一緒です。
1年に1度のメンテナンスが被膜を復活させる
コーティングを施工した店でメンテナンスをすることをおすすめします。メンテナンスの料金は約1.2万円前後が目安です。
洗車後、コーティング表面の鉄粉など落ちにくい汚れ、水垢を除去し、トップコーティング部分を再施工する流れです。
メンテナンスは、1年に1度が目安ですが、コーティングによっては半年に1度のケースも稀にあります。
コーティングを選ぶ際、メンテンス費用も確認して!
セラミックなど40万円前後する高価なコーティングでないにも関わらず、メンテンス費用が1回4~5万円のケースがあります。この様な場合は、施工されるコーティングの耐久性について改めて確認してください。
過去にあったケースでは、プリウスの硬化型ガラスコーティング6万円に対して、メンテンス費用は年1回5万円とのことでした。通常メンテンスは1.2万円程度なので高いですよね。これはいわえる、ガラスコーティング被膜が1年で無くなってしまい、再コーティングしなくてはならい質の悪いガラスコーティングだったのです。
コーティングを依頼する際は、施工価格とメンテンス費用の両方を聞いておくことがスマートです。
自分でメンテナンスをする場合
ガラスコーティング施工時に、付属のメンテナンスキットを受け取っていませんか?必ず付属のメンテナンスキットを使用して、汚れを落としましょう。メンテナンスキットが付属していなかった場合は、そのメーカーの推奨品を使用しましょう。
メンテナンスのためのシャンプー、クリーナー、リキッドなどがセットになっています。落ちにくい汚れをシャンプーやクリーナーで落とし、リキッドで撥水効果を復活させます。
各コーティングのメンテナンス剤の取扱説明書を熟読の上使用しましょう。
自分でメンテナンスする場合は、月に1度を目安に行い、どうしても落ちない汚れは決して無理してはいけません。塗装面にダメージを与える前にコーティング施工店に相談しましょう。
定期的な洗車が大切
手洗い洗車がベスト
傷の付きにくい洗車は手洗い洗車です。
「コーティング車は水洗いで汚れが落ちる」と言われますが、おすすめはシャンプー洗車です。カーシャンプーを使用することで、汚れを分解して浮き上がらせる効果だけでなく、ボディとの摩擦が減り、傷が付きにくくなるメリットがあります。
カーシャンプーは、ノンコンパウンドで中性タイプがおすすめです。
洗車スポンジは、穴が大き目でサイズも大きい柔らかいスポンジやムートンハンドモップがおすすめです。拭き上げは、吸水性に優れたカーセームやマイクロファイバーを使用し、普通の綿タオルは傷が付く原因になりますので使用しないようにしましょう。
ガソリンスタンドでの洗車
ガソリンスタンドでの手洗い洗車もおすすめです。
費用はかかりますが、ガソリンスタンドはキーパーコーティングを施工している店も多く、洗車の技術に優れているケースがあります。
洗車が苦手、面倒な方は、月に1度のガソリンスタンドでの洗車も良いでしょう。
洗車機はブラシに注意
ブラシは、布ブラシのタイプの洗車機を選び、シャンプー洗車がおすすめです。
コーティング施工車にワックス洗車をすると、コーティング効果が薄れ、汚れが落ちにくくなる原因になります。
また、洗車機でおすすめは、ノンブラシ洗車です。高圧洗浄によりブラシが無いため洗車傷が付きません。
炎天下での洗車は避けましょう
炎天下での洗車は、水玉がレンズ効果を生みウォータースポットの原因になります。また、すぐに乾いてしまうため、白っぽい水シミが残る原因もなります。
まとめ
ガラスコーティングを施工しても、ガラス被膜は汚れで劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。
定期的な洗車も重要で、手洗い洗車やガソリンスタンドでの洗車、機械洗車を利用するなど汚れを落とし、コーティング面をきれいにしましょう。
メンテナンスを行いわないとガラス被膜の劣化が進み、撥水効果や防汚効果が薄れ、耐久期間が短くなる場合があります。
メンテナンスは自分で行うことも可能です。落ちない汚れは無理せずコーティング施工店に相談しましょう。1年に1度の目安でコーティング施工店でメンテナンスを実施することをおすすめします。