コーティング車も洗車機使用してOKって本当!?

洗車機泡洗車

ガラスコーティングしている車は洗車機NGと聞くけど、実際はOKです。

洗車機で洗うと、コーティングが剥がれてしまったり、被膜に傷が付くのではと心配です。だからと言って、プロに手洗い洗車を依頼すると高いし、自分でするのも面倒で、洗車の悩みは多いのではないのでしょうか?

今回は、コーティング車の洗車機の使用について、洗車機のメニューや注意点、最近の洗車機事情も含め詳しく紹介します。

コーティング車も洗車機の利用は可能

ガラスコーティングした車

ガラスコーティングは、ボディを硬質なガラス被膜で覆うため、洗車機を使用したレベルで剥がれることはありません。しかし、手洗い洗車より洗車傷が付く可能性はあります。洗車機のコーティング車専用コースの水洗いやシャンプー洗車コースを選択しましょう。

【注意】ガラスコーティング施工直後はNG

ガラス被膜が完全に硬化するためには、液剤にもよりますが、約1か月かかります。
被膜が剥がれてしまう可能性がありますので、洗車は避けましょう。

最近の洗車機は進化している

洗車機で最も気になる部分は「ブラシ」です。
かつては化繊ブラシを使用していましたが、現在は、スポンジブラシや布ブラシが主流です。化繊ブラシの洗車機は特殊ゴムを配合し傷が付きにくい素材になっています。

洗車機のブラシの硬さは車の塗装面の硬さよりも柔らかく、現在はブラシで傷が付く可能性は低くなっています。

洗車機で傷が付く原因 ①

ボディに付着した砂などの汚れが、しっかり落ちないままブラシで擦られることで傷が付きます。

洗車機で傷が付く原因 ②

ブラシが汚い。洗車機は数多くの車を洗車するため、手洗い洗車のように毎回綺麗なスポンジやタオルを使用することはありません。いわゆる、前の車の汚れが付着したブラシで洗うから傷がつくのです。

コーティング車におすすめな洗車機メニュー

洗車機

洗車したいと思い洗車機に向かった際に、メニューの多さに驚きませんか?
シャンプー洗車、撥水洗車、ワックス洗車、ポリマー洗車など「何がいいの?どれ?」と悩んでしまいます。

「シャンプー洗車」を選ぼう!

コーティング車の場合、既にコーティング済みのため「シャンプー洗車」を選択するのでOKです。シャンプーは、汚れを柔らかくし、浮かしてくれる性質を持っております。400円程度の「水洗い」のみよりも、600円程度の「シャンプー洗車」をおすすめします。

間違ってワックス洗車してしまった場合

コーティング車に間違ってワックス洗車しても、あまり意味がないだけで特に問題はありません。
ワックスの成分は油脂のため、時間が経つと劣化し黒ずみ汚れになる可能性があります。数回洗車機のシャンプー洗車を利用すれば、ワックス成分を少しずつ落ち、綺麗になります。

どうしても落ちにくい汚れになった場合は、無理に擦らず付属のメンテナンスクリーナー等を使用して綺麗にしましょう。

ノンブラシ洗車機とは

通常の洗車機と同じ門型の形状ですが、ブラシがない洗車機で、高圧洗浄と洗車液剤で綺麗に仕上げていきます。

ノンブラシなため、傷が付く心配はありません。しかし、洗車機をくぐっただけでは付着した汚れは落ちませんので、乾いたタオルで拭き上げる必要があります。

手間やお金をかけずに、軽い汚れを落としたい方におすすめです。

細かい部分は手洗いが有利

プロによる手洗い洗車

洗車機利用時にはドアミラーをたたみます。ドアミラーの内側の部分やサイドガラスの一部は洗われません。また、リヤスポイラーの内側、ドアバイザーの内側も汚れが残ります。
洗車機を利用しても洗い残しの部分は手洗いしないと綺麗になりません。

ガラスコーティングのガラス被膜も劣化する

コーティング車の被膜は、紫外線や汚れの影響、洗車時の細かい傷、鳥糞などの汚れの放置より劣化します。
劣化した被膜はメンテナンスで回復しますが、メンテナンス無しで洗車機での洗車を続けた場合にはコーティング被膜は徐々に剥がれて効果が無くなってしまう恐れがあります。

洗車機利用の注意点は?

大きな汚れや砂を含む汚れは、あらかじめ高圧洗浄機などで落とすことで傷を防止できます。

洗車機のブラシが傷の付きにくい布ブラシを採用していても、1日に何台も洗車しブラシが劣化して硬化してきたり、前の車を洗車した際の汚れが布ブラシの繊維に残っている場合、コーティング被膜に傷が付く恐れも否定できません。

洗車機の利用は、2回に1回または3回に1回は手洗い洗車をすることをおすすめします。
コーティング被膜を綺麗に保ちたい場合は、プロによる手洗い洗車も含めると良いでしょう。

まとめ

ガラスコーテイングなど、コーティングしている車でも洗車機で洗車することは可能です。
最新の洗車機は布ブラシなど傷が付きにくいブラシを採用しています。

洗車機での洗車メニューは「シャンプー洗車」を選択し、ドアミラーの内側やドアバイザーの内側は手洗いしましょう。

汚れ落とし、コーティングに優しい洗車は手洗いがベスト。機械洗車2~3回に1度は手洗

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