【雨はヤバイ!熱はOK】車に付着する花粉の対策とは

ボディについた花粉

車に付着した花粉が、塗装にへばりつき、洗車しても全く取れなくて悩んでいませんか?
実は花粉は熱を与えると綺麗に取ることができ、また事前に対策しておくことで、花粉がボディに付きにくく、落としやすくなります。

今回は、ボディに付着した花粉がボディに与える影響について、4つの正しい花粉の落とし方や花粉が付着しにくくするためのガラスコーティング対策も含め詳しく紹介します。

花粉はなぜボディに付着してしまうのか?

花粉

花粉は、ただボディにのった状態なら、風で飛んでいくか洗車のタイミングで洗い流されるため問題となりません。

ボディにのった花粉が、雨などの影響で殻が割れベトベトしたペクチンが出てきます。これが、乾き固まると粘着力があり落ちない汚れになるのです。

ボディに花粉が付着してから放置した時間が長いほど、ボディに悪影響を与えます。

花粉の汚れは水洗いだけでは落ちにくい

花粉で汚れたボディ

ボディにこびりついた花粉は、黄色く目立ちます。落ちない汚れだからと言って、無理に落とそうとゴシゴシ擦ると塗装の表面に傷を付ける原因になります。特に傷が目立つ濃色系の車は注意が必要です。

花粉の汚れはすぐに落とすことがおすすめです。
ただ水洗いでは花粉の付着した汚れは落ちにくいため、花粉の落とし方にはコツが必要です。

花粉汚れの落とし方は熱が決め手!

花粉のペクチンは、熱で組織が壊れます。春先の気温が低い季節に飛散して塗装にシミを作りますが、熱を加えると一瞬で消えてなくなります。

【方法①】お湯で除去

ボディについた花粉の落とし方

洗車後に付着した花粉が軽くシミになっていたら、50℃くらいの熱いお湯に浸したマイクロファイバータオルで拭き上げます。

花粉が完全なシミになっていた場合、50℃くらいのお湯で落ちません。
70℃くらいのお湯を直接ボディにかけてマイクロファイバータオルで拭き取ればきれいに落とすことができます。作業の際には、手袋を使用するなど、やけどしないよう十分に注意して行うことが大切です。

【方法②】夏になれば花粉のシミが消える!

花粉のペクチンは、熱で組織が壊れます。春先の気温が低い季節に飛散して塗装にシミを作りますが、夏になると、ボディの表面温度は70℃を超えます。お湯をかけた時と同じ効果で花粉のシミが消えます。
夏の暑い季節まで待つのもひとつの方法です。

【方法③】ヒートガンの熱で花粉を落とす

工業用ドライヤーのヒートガンを使用して熱を加えて花粉を除去する方法もあります。

しかし、ボディに一定以上の熱が加わった場合塗装面が溶けてしまう恐れがあります。素人がDIYでチャレンジするのは危険です。

ヒートガンは、数千円のエントリーモデルから数万円のプロ仕様のモデルまで様々あります。高いヒートガンは熱や風量が多段階で調整が可能であり、きめ細やかな温度調整が可能です。

【方法④】コーティング専門店に相談

自分でやるのは気が引ける方は、コーティング専門店に相談の上、花粉のシミを除去してもらうことをおすすめします。

花粉の季節は黄砂の季節でもある

洗車して間もないのに花粉が付着してしまった場合は、きれいなマイクロファイバータオルで撫でるくらいのイメージで軽くふき取るのもアリです。
ただし、黄砂の場合は、細かい砂のため、ふき取ることで傷になりやすくなります。同じ黄色い汚れのため注意しなければなりません。

花粉か黄砂かどちらかわからない時には、水をたっぷりかけてからシャンプー洗車しましょう。洗車しても残ったら花粉、綺麗に落ちていたら黄砂の可能性が高いでしょう。

ガラスコーティング施工車は花粉が付きにくい

ガラスコーティングした車

ガラスコーティングをしているのとしていないのとでは花粉の付き具合が違います。
花粉は塗装面の凹凸部分にひっかかることでその場に留まります。ガラスコーティングしていない場合は、花粉が付着してそのまま固着することが多く、汚れが目立ちます。

ガラスコーティングをしている場合は、ボディ表面がツルツルのため、花粉は弱い風でも飛んでいき、雨が降っても、水切れの良さで、雨水と一緒に流れ落ちます。花粉がボディに残る量は少なくなります。

ガラスコーティングをしていても、長期間洗車していない場合は、ほかの汚れと共に、花粉がボディに残る可能性が高くなります。落ちにくい花粉汚れになる前に定期的な洗車をしましょう!

まとめ

花粉はペクチンが固まることで落ちにくい汚れになります。

花粉は、熱に弱いため50℃以上のお湯を使用してマイクロファイバータオルで洗い流すことが可能です。

熱いお湯を使用しても落ちない花粉は、無理にヒートガンを使用せず、夏まで待つか、コーティング専門店に相談しましょう。

ガラスコーティング施工車は、水で流れやすいため花粉が付きにくく、汚れも落ちやすくなります。花粉対策はガラスコーティングがおすすめです。

アドバイザーが専門店をご案内します!
アドバイザーが専門店をご案内します!

関連記事一覧