なぜ皆車にコーティングするの？

ガラスコーティングしたワンボックスカー

きれいな車に乗りたい、車を大切にしたい気持ちが強いユーザーは、洗車後、自分でワックスをかけたり、コーティング専門店でプロの手によるコーティングを施工してもらい、汚れが付着したときに洗車やメンテナンスするなどの手入れを行っています。今回は、車のコーティングのメリットやデメリットや、なぜ車にコーティングをするのかを、車のコーティングの歴史を紹介するとともに、車のコーティング施工車と未施工車の違いについて詳しく紹介します。
自分でワックスをかけても長持ちしない場合が多く、手間がかかるが思うようにきれいにならないと感じている方も少なくないはずです。コーティング専門店でコーティングを施工することで、効果は長持ちし、洗車のみで汚れが落ちやすくなるため、コーティングを行うユーザーから注目されています。

コーティングのメリットとデメリット

メリット

ハイモースコート　NEO

車にコーティングを施工するメリットは、紫外線から塗装面を守るメリットがあります。クリア層を保護することで、色あせやクリア剥げを防ぐメリットがあります。
コーティングが施工された車は、汚れの付着を低減することができます。洗車で汚れが落ちやすいメリットのみでなく、洗車するだけで塗装面の輝きをすぐに復活させることができるメリットがあります。
複数層にコーティングされた硬度の高いガラスコーティングの場合、強固なガラス被膜で塗装面を保護します。洗車の際に付きやすい洗車傷などのスクラッチ傷から、塗装面を守るメリットがありすます。
中古車で購入した車でも、コーティングを依頼すると、洗車後、丁寧にシミや水垢や小傷などを取り除く下地処理を行いコーティングすることで、新車時に近い輝きを取り戻すことができるメリットがあります。

デメリット

車にコーティングを施工するデメリットは、コーティングの価格設定が新車で50,000円～100,000円（車種によって異なる）などと高いことです。コーティングは納車して直ぐ施工することが一番よいとされているため、車を購入して直ぐ高い支払いが発生するのは厳しいですよね。中古車は新車と比較して汚れや小傷が多く、下地処理に時間がかります。そのため、新車向けのコーティング価格より2～3割程度高くなってしまうデメリットがあります。

車にお金がかかる

コーティング済みの車を持たれている方からよくある質問ですが、洗車方法や鳥の糞などのこびりつき汚れで、コーティングが痛まないか神経質になってしまうデメリットがあります。一部のコーティングの種類には、洗車機NGなど洗車方法にまで制約をつけているものもあるため、コーティングの種類選びは大変です。また、洗車以外にも1年間の汚れをリフレッシュさせる1回10,000円程度の定期メンテンスを行う手間もデメリットと言えるでしょう。

どのディーラーにでも言えるコーティングのデメリットは、効果の持続期間が短いことが有名です。販売台数が多いため、1台1台に費やす時間が短くなってしまいます。よって、施工スタッフが比較的塗りやすいコーティングの種類が使用されています。また、中古車販売店では、外注に出し中間マージンを得ることから通常の価格帯なのにもかかわらず、低品質なコーティングが施工されているなど、お客様がコーティングをどこで依頼することが最適なのかが不明確なのもデメリットと言えるでしょう。車のコーティング専門店に相談することで、これらのデメリットは解消できるでしょう。

コーティングの進化と歴史

ビンテージアルファロメオ

110年前の1910年にカーワックスが誕生しました。カルナバ蝋を使ったワックスが誕生しましたが、耐久性に乏しく、仕上がりの良し悪しが、気温や湿度によって影響されるなどデメリットも多くありましたが、当時は車をきれいに保つ画期的なコーティングでした。

1944年に、塗りやすいボトル入り液体ワックスが開発れさ、1969年にポリマーコーティングが誕生します。フッ素などを配合したコーティング剤で現在も使用されています。均一にコーティングするこてが容易になり、効果も長持ちするようになりました。
また、拭き上げ用のマイクロファイバークロスの誕生により、よりきれいに仕上げることが可能になっています。

ガラスコーティングが頭角を表すのは2010年頃からです。90年代以降ガラスコーティングにフッ素やセラミックが配合されたコーティング剤も多く流通するようになりました。
本物のガラスコーテイングは、完全無機質のガラスコーティング剤によるコーティングです。フッ素などの有機物の配合されていない液剤は、剥がれにくく効果が長持ちするメリットがあります。市販されている完全無機質のガラスコーティングが無く、コーティングの専門店での施工のみだったことから、専門店でのガラスコーティングが注目されるようになりました。

コーティング施工車と未施工車の違い

コーティング施工車

汚れが洗車で落としやすく、付着しにくいメリットがあります
洗車と定期的なメンテナンスで長期にわたりクリアな艶がキープできます
紫外線から塗装の劣化を守ってくれます

コーティング未施工車

塗装面が紫外線を吸収することで、塗装面の劣化が進み、クリア剥げや、色あせなどのデメリットが発生しやすくなります
汚れが付着しても、洗車しても落としきれない汚れが多くなります
自分でDIYコーティングを行っても、下地処理が完全でないために、洗車の繰り返しですぐに効果がなくなります。また、洗車による車への傷もつきやすくなります。

コーティング施工した車と未施工の車では、車を手放す際のリセール価格にも影響します。塗装面がきれいな車ほど買い手が付きやすいため、コーティング施工車は高値で売却できるメリットがあります。

まとめ

車をきれいな状態で維持し続けたい、車を大切にしたい場合は、施工メリットの高い、車のコーティングをおすすめします。
車のコーティングは、ワックスから始まり、効果が長持ちするタイプ、施工がしやすいタイプへと進化し続けています。現在は、強固なガラス被膜で塗装面を覆い、クリアな輝きと、高価が長持ちするガラスコーティングがおすすめです。車の洗車が大変と感じている方々にもコーティングはおすすめです。汚れが洗車のみで汚れが落としやすくなるメリットがあります。車のコーティングは、豊富な知識と技術のあるコーティング専門店にご相談ください。