白い車の洗車方法は?水垢や黒ずみを除去するには?
白は、熱を反射しやすいため、紫外線による劣化やシミが比較的付きにくいです。しかし、水垂れによる水垢や黒ずみが目立ち汚く見えるのも白です。
傷を付けず跡が残らないようにきれいに落としたいですよね。今回は、白い車の水垢や黒ずみを落とす方法をコーティング施工の有無も含め詳しく紹介します。
水垢や黒ずみの原因は
ドア付近やドアミラー付近から筋状の黒い汚れが水垢です。白い車は特に目立ちます。
水垢の原因は、2パターンあります。
① 古くなったワックスやコーティング
油分を含んだワックスが劣化し、大気中の埃や塵などの汚れが吸着している状態
② 雨水や水道水によるミネラル分の汚れ
ミラーや窓の淵の隙間に溜まった水が垂れてきて、その水分に含まれているミネラルなどが、塗装表面に蓄積され水垢や黒ずみになっている状態
水垢や黒ずみの落とし方
水垢や黒ずみの汚れを落としたいあまりに擦るのは絶対NGです。傷の原因になります。
コーティングしている車とコーティングしていない車とでは落とし方が異なってきます。
コーティングしていない車の場合
たっぷりの水をかけ、ホワイト&ホワイトパール車用の水垢によく効くシャンプーを使用します。
カーメイトの本当によく落ちる水アカシャンプーはおすすめです。
スポンジにとり均一に塗り広げ、2~3分後に洗い流すだけで、水垢やピッチタール、虫の死骸なども落とします。
研磨剤が配合されていますので、ガラスコーティングが施工されている車だと、コーティングの表面を傷めてしまうので使用できません。
コーティングしている車の場合
たっぷりの水をかけ、コーティングを落とさない中性のシャンプーの使用をおすすめします。
- シュアラスターカーシャンプー1000
- ソフト99コーティング施工車専用メンテナンスシャンプー
- キーパー技研コーティング専門店のカーシャンプー
いずれも、中性タイプで全色対応、ノーコンパウンドでコーティングを落とさないのが特徴です。
水性の水垢には弱酸性のシャンプー、油分を含む水垢には弱アルカリ性のシャンプーを選択すると良いのですが、どちらかわからなく不安な場合は中性シャンプーが無難です。
白い車の水垢や黒ずみは、カーシャンプーだけでは落ちないことが多く、水垢や黒ずみ以外の汚れを落とすことが大切です。
水垢や黒ずみは、コーティング時に渡されたメンテナンスクリーナーを使用しましょう。
それでも落ちない、不安な場合は、コーティング施工店に相談することをおすすめします。
ガラスコーティング施工から4~5年以上ってどうなの?
新車時にガラスコーティングしていてもコーティング施工車と判断できるのは、定期的な洗車とメンテナンスを実施している場合のみです。
ほとんど洗車せず、メンテナンスもしていない場合は、コーティングは落ちていると判断されます。今の汚れも落ちにくいですよね。
コーティング未施工車の水垢落としと同じ手段で汚れを落とすことをおすすめします。劣化したコーティングも落ちてきれいになります。
撥水効果や美しい艶を取り戻したい場合は、コーティング専門店で再施工することをおすすめします。
水垢や黒ずみの落としの注意点は?
汚れを落としたいのに、間違った方法で白い車の汚れを落とそうとすると、落ちない黒ずみ汚れになったり、塗装面を劣化させる原因になります。
車用のカーシャンプーを使用する
車にはカーシャンプーを使用しましょう。家庭用の洗剤は植物系油によく働きますが、空気中に浮遊している油や、工業用油を落とす性能は低いです。
汚れを落としてからスプレーコーティング
ガラスコーティング未施工車で、ご自身でスプレーコーティングしている場合、黒ずみ汚れがしっかり落ちていない状態でスプレーすると、汚れが閉じ込められ落ちない汚れになります。
研磨剤配合のホワイト&パール車用のカーシャンプーで洗い落とすことで、スプレーコーティングが剥がれ、その中の黒ずみ汚れも落とすことが可能です。
カーシャンプーの種類や使用方法を確認
カーシャンプーの種類はたくさんあります。白い車には白い車用のカーシャンプーを選び、コーティングしている車には、コーティングが落ちない中性のカーシャンプーを使用しましょう。
ワックス配合のカーシャンプーは一時的にはきれいになるかも知れませんが、油分を含む水垢の原因になります。
カーシャンプーの使用方法や注意書きをよく読んで使用しましょう。
ガラスコーティングをしている場合は、施工店に相談しましょう。
まとめ
白い車で目立つ水垢や黒ずみの原因は、古いワックスや大気中の油分を含む汚れと、水道水や雨水などのミネラル分の汚れがあります。
コーティングの有無より、汚れの落とし方が異なり、カーシャンプーの種類も異なります。白い車には白い車用のカーシャンプーを選びましょう。
間違った落とし方で水垢や黒ずみを落とそうとすると、落ちないばかりでなく塗装面を劣化させる恐れがあります。カーシャンプーの注意書きなどよく読みましょう。
ガラスコーティング施工車は、付属のメンテナンスクリーナーを使用し、落ちない場合はムリせず、施工店に相談しましょう。