【経営者必見】洗車やコーティング費用は「車両費」として経費計上可能
社用車の洗車やコーティング費用は「車両費」などの勘定科目で経費計上可能です。
経費計上することで節税効果が生まれます。
会社の車にできるだけお金をかけたくないのは実情です。しかし、汚れた車や傷が多い車で営業活動を行なうことは、会社の印象を悪くする恐れがあります。
今回は、社用車を綺麗に維持するための費用や計上方法について詳しく紹介します。
経費計上は勘定科目を統一
社用車のリース料やタイヤ代などの維持費、洗車費用やガソリン代、コーティング費用は全て経費計上可能です。
社用車のガソリン代や修理代などまとめて「車両費」で処理している場合、洗車やガラスコーティングの費用も「車両費」で処理しましょう。
社用車のガソリン代を「消耗品費」、修理代を「修繕費」にしている場合は、洗車やガラスコーティングの費用を「修繕費」で処理することが無難です。
勘定科目の一貫性を優先して仕分けを行い、会計処理を行うことが大切です。
所得税基本通達によれば20万円以内の資本的支出であれば経費として処理可能です。ガラスコーティングは大抵20万円以内のため経費として処理可能になります。
セラミックコーティングなど車輌の資産価値を高めそうな高額なコーティングに関しては税理士に相談することをおすすめします。趣味的要素が高いとされるなど経費として認められない場合もあり、20万円を超えるため、減価償却の基準となる資産価値を高めるか否かも確認が必要になります。
社用車の種類
社用車には、荷物を運ぶトラックやバンタイプの商用車、営業活動で人の移動をメインとするコンパクト系乗用車、役員用の上級セダンやミニバン、社員送迎用のマイクロバスやミニバン、ワンボックスなどあります。
トラックや商用車の場合
コーティングやワックスをかける人はかなり少数です。
社内に洗車ホースがあれば洗車可能ですし、ガソリンスタンドの洗車機でもいいでしょう。ガソリンと一緒のカードで洗車機も利用可能です。
コンパクト系乗用車の場合
軽乗用車やアクア、ノート、フィットなどのコンパクトカーがメインで、コーティングやワックスをかける人は少なく、営業車が社員個人の担当車なら個人的にワックスやコーティングをしている場合があります。
ガソリンスタンドでの機械洗車がメインで、ガソリンと一緒のカードで洗車するパターンがほとんどです。
役員車の上級セダンやミニバンの場合
レクサスLSやクラウン、カムリなどの大型のセダン、アルファードなどのミニバンタイプがあります。
社内で担当している社員や運転手がいる場合は、洗車やワックスがけをしている場合が多く、ガラスコーティングがおすすめな車種ですが個人所有でないことからマイカーほど関心がありません。
5年間の洗車費用を比較
手洗い洗車にかかる費用と洗車機での洗車費用、ガラスコーティングの費用を5年間で比較してみます。
月2回手洗い洗車の場合
項目 | 頻度 | 費用 | 月額費用 |
水道代 | 1回の使用量 | 約250L×水道代0.3円(1L)で75円 | 150円/月 |
カーシャンプー | 3か月に1度購入 | 約600円 | 約200円/月 |
スポンジ&タオル等 | 3か月に1度購入 | 約900円 | 約300円/月 |
簡易コーティング剤 | 年1度購入 | 約1,800円 約 | 150円/月 |
水道代:1回の使用量 約250L×水道代0.3円(1L)で75円 150円/月
カーシャンプー:3か月に1度購入 約600円 約200円/月
スポンジ&セーム等のタオル:3か月に1度購入 約900円 約300円/月
液体やスプレータイプのコーティング剤:年1度購入 約1,800円 約150円/月
社員による手洗い洗車の場合の1か月あたりの洗車費用は約800円です。
年間9,600円 5年間では4.8万円に社員の人件費がプラスαでかかります。
人件費1,000円(1時間)で計算しても、1回の洗車が30分なら6万円プラスされます。
ガソリンスタンドの洗車機を月2回利用した場合
シャンプー洗車料金 600円×2回×60か月 5年間で7.2万円です。
ガソリンスタンドのカードで洗車している場合は、営業車ごとに担当者が決まっている場合、カードの使用履歴から、どの社員がどれだけ洗車しているか、車を綺麗にしているかがわかり便利です。また、過度な洗車機利用も控えるようチェック可能です。
ガラスコーティングをした場合
ヴィッツクラスのコンパクトカーなら4.5万円前後、クラウンクラスでも6万円前後からコーティングが可能です。
ガラスコーティングをして水洗いした場合は水道代と洗車道具代で済み、簡単に洗車が終わります。
社用車にガラスコーティングした場合、塗装面がきれいに保たれ、汚れが落としやすいため洗車が楽です。
綺麗な社用車で会社のイメージもアップします。
結果
1回あたりの洗車費用は手洗い洗車や機械洗車が安く感じます。
実は、手洗い洗車も機械洗車もガラスコーティングも5年間で見ると費用は大きく変わりありません。
コーティング済リース車を契約
社用車を新車でリースする際に、リース会社からガラスコーティングをしてもらい納車してもらえるリース会社もあります。5年リースでは、毎月のリース料は千円アップにも満たないでしょう。
洗車に手間がかからず、綺麗な社用車でお客様先でのイメージアップにつながります。
リース車にコーティング不可のリース会社もありますので、その際は当サイトのYes!カーコーティングに近くの専門店についてお尋ねください。
まとめ
社用車のコーティング費用や洗車費用は経費として計上可能です。
コーティング費用は20万円までなら問題なく一括経費計上可能です。
ガソリンスタンドでの社用車の洗車は短時間で済み、車両ごとに洗車履歴が確認できます。
社用車のコーティングは綺麗に維持するためにおすすめですが、社用車に経費をかけたくない会社の意向や、リース車にコーティン