花粉は、花粉症で悩まれる方が多いの一緒で、車の塗装にもダメージをもたらせます。
花粉にはペクチンというたんぱく質が含まれております。
水分(雨など)でペクチンの殻が割れ塗装面へ吸着し、その後乾燥すると収縮時に、塗装にダメージを与えてしまいます。
花粉飛散量が多い・塗装状態が悪い・気温が高いなどの場合は、付着から放置時間が長くなればなるほど塗装を痛めます。
適切な方法で花粉除去とその対策をご説明します。
花粉の時期は、洗車をしてもすぐ汚れてしまいますが、
その付着した花粉を長期間放置していることが、塗装のダメージに繋がります。
定期的に洗車をする事をおすすめします。
軽度の花粉シミの場合は、50℃程度のお湯に浸しタオルで拭くことを試してみてください。
花粉は、熱に弱いためお湯に浸したタオルで拭く作業を続けると綺麗に除去することができます。
やけどの恐れがありますので、手袋を装着して実施してください。
ステップ1・2を実施しても除去できなかった場合は、花粉が媚びりついてしまっています。
ボディにお湯を直接かけながらタオルで拭いていきます。
塗装が溶けないかと心配される方もいますが、車の塗装は夏場の直射日光で大変高温になります。高温にも基本耐えれる強度がありますので大丈夫です。
やけどの恐れがありますので、手袋を装着して実施してください。
ステップ1~3を実施しても、除去できない場合は、恐らく花粉に含まれる成分のペクチンが塗装へ吸着し、乾燥後に収縮して塗装にダメージを与えてしまっています。
しかし、花粉は熱に弱いため、夏になると太陽の熱でボディが熱くなり、自然と消えてなくなります。
塗装表面にシミがある状態は気になりますが、気温の上がる夏まで待つこともおすすめです。
全てのステップにて除去できない場合は、ヒートガンを使用して除去します。
しかし、DIYでヒートガンを使用することはおすすめしません。
塗装表面を必要以上に熱すると、塗装が変形する恐れがあります。
経験豊富なコーティング専門店に一度ボディの状態を確認して頂き、相談の上進めていく必要があります。
表面を綺麗にした後は、コーティングを行い表面を保護しましょう。
ガラスコーティングが施工されている車は、ボディに花粉が付着する絶対量が比較的少ないです。
花粉が付着して長期間放置していると、雨で花粉の成分ペクチンが塗装面へ吸着し、その後乾燥すると収縮時に塗装にダメージを与えます。
そうならないように、定期的に洗車を行い花粉シミを防ぎましょう。
花粉の時期は、車の扉を開け閉めする度に、車内に花粉が入り込んでしまいます。
車内のパネルなどを定期的に拭き取ることをおすすめします。
長期間放置していると、パネルなどに既に付着していた花粉が舞い、車内の隅々に入り込んでしまいます。
手入れのしにくい箇所が、花粉で汚れる前に対処しましょう。
車内専用のタオルなどで拭き取るのがベストですが、普通のタオルでも問題ありません。
同時に掃除機をかけることで、車内を花粉から守ることができます。