車酔いして吐くなど、吐しゃ物(いわゆるゲロ)で汚れたシートは奥深く浸透し、しつこく悪臭を放つだけでなく、胃酸ににより、車内を傷めてしまう場合があります。 初期対応からプロの徹底クリーニングについてご説明します。
車酔いや体調不良によって、お子様や同乗者が吐いてしまった。ということは珍しくありません。この吐しゃ物(ゲロ)はシミやにおいの原因になるだけでなく、シートを傷める原因にもなります。もし、同乗者やお子様が車内で嘔吐してしまった場合は放置せずすぐに応急処置を施してください。そうするすることでシミやニオイ残りの被害を最小限に抑えられます。
胃で消化中の食べ物が逆流し口から吐きだすのが嘔吐です。ですから、吐しゃ物には胃液が含まれています。胃液はph1-2という強い塩酸です。ですから吐しゃ物が室内のインテリアに付着した場合、そのダメージは汚れや臭いにとどまらず、シートやパネル類までをも傷めてしまう可能性があります。
しかも、吐しゃ物(ゲロ)は微粒子で構成されているため、車内の繊維の奥まで浸透してしまう性質があります。また、吐しゃ物は勢いよく吐き出されるため、細かな水滴が意外なところに付着、気付かないうちに車の内装を傷めていたというケースがあります。車内で吐かれた方がいる場合、長時間放置してしまうことは厳禁です。
すぐに応急処置を施し、それでも臭いやシミが残っている場合はすぐにプロへクリーニングの依頼をしましょう。
嘔吐した際はすぐに対処することをおすすめします。 クリーニング店へ持込む前に、事前対処していることで作業費用や日数を抑えることができます。
マットより漏れて周囲への付着を防ぐのと、マットの下のフロアーのスポンジに浸透を防ぐためです。
マットは最悪の場合、ご自身で外して洗うことも可能です。
タオルやキッチンペーパーなどで、水分を吸収させます。
強く押さえてしまうと、繊維などの奥へ浸透してしまうため、軽く押し当てましょう。
表面を綺麗にしてもシート内のスポンジに浸透していたり、車内の細部に流れ込んでいたり、原因のもとを綺麗にするまでニオイ残りを無くすのはとても大変な作業です。
スチーム・高圧洗浄機・リンサーなどの道具を使用し、丁寧に汚損箇所を洗浄していく作業を進めていきます。
この作業は範囲にもよりますが、概ね時間がかかり、また乾燥時間も必要になる事から、通常2日以上のお預かりとなります。
また、この様な事態を少しでも防ぐために、シートの表面を汚れから守る、シートコーティングなどの車内専用のコーティングを施工しておくことをおすすめしております。
お子様が車酔いなどで吐くことは珍しくありません。そのためチャイルドシートには吐しゃ物(ゲロ)のシミやにおいがしつこく残る場合があります。お子様が突然嘔吐し、チャイルドシートを汚した場合には、チャイルドシートのクリーニングをおすすめします。
車を預けることなく、チャイルドシートのみお店に預ける形でのサービスもございます。
大切なお子様により清潔な車内空間を提供するためにも、チャイルドシートのクリーニングをご検討ください。