洗車ソムリエ協会理事の尾島氏に、コーティング車両の洗車などについてインタビューしました。
洗車ソムリエ協会理事の尾島氏に、コーティング車両の洗車などについてインタビューしました。

洗車ソムリエに聞く!<第四回>洗車のプロとしての哲学

洗車ソムリエって何?洗車のプロってどんな思いで仕事しているの?洗車ソムリエ協会代表理事、尾島康弘氏に聞くガラスコーティング車両への正しい洗車。今回は(前回に引き続き)、洗車ソムリエとは何か、そしてプロとしての洗車の哲学について伺いました。

洗車ソムリエとは?

洗車ソムリエとは、洗車のプロを定義するための資格です。洗車の仕上がりは、一般の方がやるのと、プロがやるのとでは仕上がりが変わると思いがちですよね。でも、実際にはプロの中にも洗車のうまい人、洗車の下手な人と言うのがいて、誰に任せれば信頼できるのかと言うのが分かりにくいんですよね。例えば使っているタオルがダメでコーティングを傷つけている。そのせいで水はじきが悪くなっているのにコーティングのせいにしている店などもあります。
そこで、お客さんから見て「この人は車をきれいにしてくれるだろう」と安心して任せられる指標を作りたいと思って始めたのが洗車ソムリエと言う資格です。

洗車ソムリエの基準

洗車ソムリエの資格は116項目を1時間で仕上げるというのが基準となっています。
業界の慣例として、たとえば「20分で外装をしあげる」と言う様な基準はありますが、具体的に外装のどこまでを仕上げる事を言うのかと言うのはありません。また、外装で1時間、ホイールで1時間と言う人もいます。そういった人たちは、商売に置き換えたとき、1時間でどの程度こなさなければならないのか、と言う様な視点が足りていません。そういった洗車が上手いと思い込んでいるだけの自称プロがはびこる業界にたいして、より明確な基準を制定することが重要だと思い「116項目を1時間でこなす」と言う基準にしました。ただコテコテの綺麗な車にするという事だけではなく、1時間でどれほどの項目が出来るのかと言ういことが大事なんです。これを業界のグローバルスタンダードとして確立していきたいと思っています。

車の美観だけでなくお客様の人生を背負う仕事

私にとって洗車は車の美しさを保つというような、車の表面だけでの話ではなくて、その人の人生、また何かあった場合の相手側の人生全てを背負う業務だと思っています。例えばワイパーや窓ガラスの撥水効果が上がるだけで見えやすさが全然変わりますし、リアカメラが汚れていると本当に何も見えなくなります。つまり、カメラを清掃したり、窓ガラスをきっちり洗って拭くという動作は、お客様が事故などを起こしてしまった際などに、私達がその部分を背負ってしまう可能性があるという事です。 こういったお客様の安全面を支える業務であるという側面もあります。


また、少し話は変わりますが、今JAFの出動回数ナンバー1のドラブルは何かご存知でしょうか。パンクです。昔はバッテリー上がりでしたが、これは車のハイブリッド化で減りました。リモコンキーに変わってインキ―する人も減りました。一方パンクは、昔はガソリンスタンドで言ってもらえていたんです。「タイヤすり減ってますよ。」って。でも今ガソリンスタンドの多くはセルフですし、数自体が減っています。そんな中で洗車専門店と言うのは、タイヤだったり、オイル漏れだったりと言った車の異常に気付くことが出来る立場の人間でもあります。


車というものは、人の人生と共に歩んでいくものですから、美しさを保つだけでなく、もっと深い理由の部分で、プロとしてその最大限のサポートができなければと思っています。

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